インプラント
インプラントとは
歯は、目で見える部分の歯と、それを支える歯根から成り立っています。
歯を失うということは、それを支えている歯根も失ってしまうということです。
歯を1本失った場合、両隣の健康な歯を削って人口の歯をかぶせます。
これが、ブリッジと呼ばれる治療法です。奥に歯がない場合、金属製のバネで入れ歯を支えます。
噛むという行為は、想像以上に強い力を、歯とあごにかけています(奥歯1本にかかる荷重は、その人の体重にほぼ等しいと言われています)。ブリッジでは1本あたりにかかる荷重は約1.5倍になります。
削られた歯は傷みやすく、この歯がだめになってしまうと、さらに広い範囲のブリッジに作り直さなければなりません。
歯根がない部分の骨は、噛むことによって得られる刺激がないために次第に痩せていきます。
また、残っている歯根が移動してしまうため、ぴったり合わせて作った義歯は次第に合わなくなり、何度も作り直す必要が出てきます。
失われた歯根の部分にチタン製の歯根を埋め込んで義歯の支えとするのが、
今日行われているインプラント(人口歯根)療法です。
この治療法では、残っている健康な歯への負担が増加することはありません。
あごの骨には自然の歯と同じように刺激が伝わり、力をかけることができることから、骨の変形も少なくなることが知られています。

インプラント治療の流れ
インプラント術前検査
当院では安全・確実なインプラント治療のためにCTによる術前検査を行っております。
これにより、手術部位のあらゆる断層面や3D画像で、骨の幅・深さ、骨の質がわかります。
また、神経や血管、鼻、隣接臓器との関係などを正確に診断することが出来ます。
単純なレントゲン写真だけで手術を行った場合、手術中予想外の状況になることがありますので危険です。
検査をすることで、インプラントの種類(メーカーや太さ、長さ)、手術法(切削による埋入か、タッピングあるいは拡張による埋入か)、骨移植が必要か否か、メンブレン(GBR)が必要か否か‥など術前に予想がつきますので安心です。
手術中に何かが足りないとか、予想外に骨が無かった、骨が柔らかかったなど色々なことが起こり得ますので、妥協した手術になったりしますと必ず失敗の原因になります。

失われた歯の数、インプラントを埋め込む骨の硬さ、大きさ、位置により、
治療法には様々な選択肢があります。
歯にかかる力の方向や強さはもちろん、患者さんに無理のない衛生管理などを含め総合的に検討した上で、治療計画が立てられます。


診断計画に従い、インプラントの歯根になる部分を
埋入します。
手術時間は、麻酔時間を除き1本10~15分程度です。

患者さんの状態により、1ヵ月から2ヵ月程度の治癒期間(インプラントが骨癒合する期間)があります。
インプラントでは、手術後1週間程度で抜糸し、仮歯を入れます。
歯肉の状態と噛み合せの状態をチェックし、修正し、全体のバランスを整えます。
![]()
上部構造(人工の歯)を取り付ける場合、強く咬んだ時に他の歯と同等の接触が得られるようにします。
また、安定するまで6~9ヵ月位かかる場合があります。
インフォームドコンセント
インフォームドコンセントとは、
「説明と同意」のことを言います。
多くの歯科医院はインフォームドコンセントを大切に考え、患者さんに充分な説明をすることを医業理念に掲げています。
しかし残念ながら、時間をかけて説明するが患者が理解できていないといった声が多く聞こえてきます。
そこで当医院では、患者さんの「わかるように説明して欲しい」というニーズにお応えするために、できるだけ理解しやすいように受ける治療内容の方法や意味、効果、危険性、その後の予想や治療にかかる費用などについて、十分にかつ、分かりやすく説明をさせていいただきます。
インプラントと他の治療法との違い
ブリッジ
ブリッジは複数の人工歯を両隣りの歯で固定する治療法です。
ブリッジの最大の問題点は、1ヶ所の歯の治療のために、両隣りの大切な健康な歯の大部分を削らなくてはならないことです。
両隣りの歯に負担をかけブリッジを支えるため、大切な健康な歯の寿命は、ますます縮まります。
この他、歯根のない歯茎は噛むことによる刺激がないため、次第にやせて隙間ができます。
また、隙間に食べ物が溜まりやすくなり、虫歯だけでなく歯周病や口臭の原因となります。
ブリッジは保険を適用できますが、実際は、歯を削るリスクの方が大きく、もしもこの選択によって、健康な両隣りの歯を失ってしまった場合、結果として、より多くの治療費を支払わなければなりません。
部分入れ歯
部分入れ歯は、バネと人工の歯が一体となった取り外し式の義歯です。
使用の際は、バネを両隣りの歯や、歯全体に掛けて装着しますが、不安定なために、
入れ歯と歯肉の間に食べ物が入り込み噛むときに痛みを感じたり、
堅い物や弾力のある物が噛みにくいなど、食事が制限されます。
また、常に違和感、異物感がある、発音しにくい、舌、頬、唇を噛むなど問題が多く出てきます。
食事ごとに入れ歯の洗浄が必要で、洗浄をしないと口臭、虫歯、歯周病の原因となります。
バネは、見た目を損なうだけでなく、両隣りの健康な歯を傷つけます。
同時に、両隣りの歯が入れ歯を支えるため、これらの歯への負担が大きく、
大切な健康な歯の寿命を縮めてしまいます。
また、歯を失った部分の歯茎が減少してしまうため、
健康に生えている本来の歯の位置や発音も乱れてしまいます。
つまり、部分入れ歯がさらなる入れ歯を生み、気づけば総入れ歯になっていた。こうした例は決して珍しくはありません。
総入れ歯
総入れ歯は支えるところがどこにもないので当然安定しません。
入れ歯がぐらつき、ずれたりするので痛みが出たり、硬いものが噛めません。
歯茎を覆う部分が大きいので味や熱がわからないなど問題があります。
また歯茎がやせたら作り直さないといけません。
インプラント料金体系
インプラントにかかる治療費
インプラントは保険が適応しない、いわゆる自費治療になります。
なので、費用に関しては各医院によってばらつきがあるのです。
インプラント治療にかかる費用は大きく分けて
「検査・診断料」「インプラント埋入手術」「上部構造」「付帯手術」の4つに分けられます。
検診診断料
8,000円
術前に行う検査の費用です。
<初診> インプラント治療についての相談と説明
<診査> 病歴や健康状態の問診、口の中の検査、
レントゲン撮影、歯形の採取
<診断> 治療方針の決定と説明
インプラント埋入手術
180,000円~210,000円
<一次手術> インプラント体の埋入
※一次手術のみで終わる場合もあります。
<二次手術>アパットメントの取り付け~人工歯冠の取り付け
上部構造
45,000円~84,000円
上部構造は素材により料金が変わってきます。
総合費用
インプラント1本あたり 220,000円~250,000円
セカンドオピニオン
色々な考えの歯医者さんがいるので、全く同じ症状だったとしても、歯医者さんによって治療の方法が変わります。
そこで、より良い治療を求める場合には何人かの歯医者さんにどのような治療法が良いのか意見を求めて、その中から最も良いと思うものを選ぶという方法があります。
このように何人かの歯医者さんに意見を聞くことを、「セカンドオピニオン」と言います。
「インプラント治療をしようと思っているのですが、まずはカウンセリングをしてもらえますか?」と聞いてもらえれば、当医院ではカウンセリングを致しますので、まずはお電話下さい。
カウンセリングにかかる費用は、1時間当たり約5,000円前後くらいになります。






